サクッと読みたい人の目次
ベジタリアンとビーガンはタンパク質不足になってしまうのかどうかについてお話します。
ベジタリアン生活というのは食べるものを「自粛」させていくという意味で、とても禁欲的な一面があります。きちんと細かく計画しないと毎日の献立にも支障がでますし、そうなってくるとなかなか続けることはできません。
タンパク質不足にならないかどうかは、多くの人が悩んでいるところです。
というわけで、ベジタリアンとビーガンはタンパク質不足??
について、詳しくお話します。
スポンサーリンク
お肉が嫌になってベジタリアンになる人もいる??
たとえば、ピアニストのフジ子・ヘミングさんの場合には、
お肉に対してつらい経験があったとご自身の著書の中で言っておられます。
お金がなかったドイツでの留学生時代、
住んでいたアパートの管理人さんは・・・
お金がないフジ子さんを見るに見かねて毎日、お肉料理を振る舞ってくれていたそうです。
( うろ覚えですが、当時お肉は安かったと書かれていたと思います)
ピアノの勉強と暮らしを維持するのがやっと精一杯。
栄養バランスなんて考えてもいられなかったフジ子さん。
お肉料理を、毎日「空腹を満たすため」、ただそれだけのために、ひたすらに食べていたのだそう…
もちろん、こんな食事を毎日続けていては、健康に差し支えます…
フジ子さん自身も、厚意は嬉しいものの。
よろこんで毎日食べ続けられた…というわけではありません。
フジ子さんの場合には、「たんぱく質の摂取量が・・・」という問題以前に、
こうしたつらい体験から今のヴェジタリアン生活があるのかもしれません。
おそらく留学生時代に、一生分のお肉はすでに召し上がったのかもしれません。
きっとそんな思いのはずです。
たんぱく質の確保に無理はしないで!
フジコさんの例はあまりにも極端なものですが、
たんぱく質の摂取に気を取られ楽しい食事ができなくなってしまうのはつらい・・・
最も厳しい完全菜食主義のヴィーガンであっても、
タンパク質摂取ばかり気を取られて、楽しい食事できないのは大きなストレスです。
いざとなったら、市販のサプリメントで鉄分やアミノ酸を補えばいい。
そんな考え方も時には必要です。
楽観的な考え方も大切にしながら、菜食主義を実践できることが一番ですよ。
スポンサーリンク
たんぱく質を効率よく摂れる野菜は??
大豆やナッツをふんだんに食生活に取り入れることで、
たんぱく質不足を避けることができる…という考え方があります。
よく言われるもので、
決して真新しくはないですが正しいことを言っています。
特に、食べられるものが少ないベジタリアンにとっては最も参考になる「格言」です。
ですが植物性食品、いわゆる大豆やナッツだけを摂れるのは、
徹底した菜食主義者・ビーガンのなせる業。
菜食主義の初心者は、魚肉・ミルク・卵だけは例外中の例外として食べ続けるべきです。
ベジタリアンこそプロテインを飲むべき
人間の皮膚や爪、髪の毛もタンパク質から構成されています。
もちろん身体を動かす筋肉はたんぱく質がないとつきません。
最近はビーガンのボディビルダーも注目されていますが、かなりのマイノリティ。
宗教的な問題や身体的なトラブルがなければ、極端な菜食主義はおススメしません。
もしタンパク質がなければ、髪の毛に艶がなくなったり、肌荒れしたり、筋肉が落ちて代謝も下がります。
それに筋力低下が起こればケガのリスクも高まり、年配者であれば日常生活に支障をきたす可能性もあるんです。
タンパク質を摂りにくいベジタリアンやビーガンこそタンパク質補給は人一倍気にするべき。
健康的に身体を作る場合は体重1㎏につき、少なくとも1gのタンパク質が必要と言われています。
さらに運動をしたり筋肉をつけたいと言う人であれば1日あたり体重×2倍のタンパク質が必要です。
例えば体重60㎏であれば、1日に必要なたんぱく質は・・・
60×2倍=120g
肉100gでタンパク質は20g摂取できるので、お肉換算すると約600gに相当します。
これはベジタリアンでなくても摂取するのは大変な量なんです。
ベジタリアンであれば特にタンパク質は摂取しにくいので、プロテインなどのサプリメントを積極的に活用すべきです。
動物性たんぱくの無いプロテインなら菜食主義でも活用できます。
以前は大豆プロテインが主流でしたが、今のおススメは玄米を使ったプロテインです。
大豆プロテインはアレルギーも多いですし、ビーガンは大豆も食べません。
植物性由来の玄米プロテインはアレルギーも少なく、胃腸の負担も少ないのでベジタリアンには特におススメです。
タンパク質不足に不安な人はぜひお試ししてください。
菜食主義を行う上での注意事項は??
フジ子さんのように、およそ50年近くも(30代で留学をして、現在80代ですから)
ベジタリアンを続けていらっしゃる「菜食主義のプロフェッショナル」ならば、先ほど挙げた例外の食品を食べなくても大丈夫でしょう。
ですが私たち、菜食主義の入門者にはそれは不可能です。
フジ子さんはもう次元が違いますし、フジ子さんから見れば5年、10年のベジタリアン生活なんて、まだまだ初心者段階。
あまりお手本にはならないという声もあがると思います。
フジ子さんの例は、タンパク質に捉われなくても、楽しく食事を続けていける…という良い証明です。
実際にたんぱく質を全くとらないボディビルダーもいますし、たんぱく質を摂取しなくても筋肉がつくことも証明されています。
無理をせずに自分なりのベジタリアンをスタートさせれば、健康的なライフスタイルを続けられるんです。
お医者さんとの関わりも不可欠!
まずはかかりつけ医に、健康上の問題がないかどうか調べてもらいましょう。
その上で菜食生活を決行します。
そして、菜食主義をしているときに何か体に違和感を感じたら、遠慮なくかかりつけ医に相談すると心に堅く誓いましょう。
理想的にはお医者さんのアドバイスを受けながら、ヴェジタリアン生活を続けるのが一番です。
何かあってからでは遅いのですから、積極的にお医者さんの力を借りましょう。
まとめ
ベジタリアンもビーガン(ベーガン)も、たんぱく質摂取にこだわりすぎないことが長く続ける秘訣です。そして何よりも、健康上問題がないかどうかをお医者さんに診てもらうことが大切です。
以上、有名人のフジ子・ヘミングさんのお話を交えながら、
ベジタリアン、ビーガンとたんぱく質について解説させていただきました。
タンパク質の摂取はベジタリアンこそ難しい。
プロテインを活用して健康的な菜食生活を送りましょう!
記事が参考になれば下記リンクからクリックしていただけると有難いです。
人気ブログランキングへ↑
[…] ▼▼▼ビーガンのたんぱく質補給はナッツが最適▼▼▼ […]